供養 part53 恋愛成就3
恋愛成就3
ご相談者のGさん。
気になる人がいる。どうしてもあの方と付き合いたい。
あの方以外考えられないとのご相談でした。
後を観ると、御先祖さまが、盛大に騒いでいます。
絶対にやめろ!
東北弁に喚いていらっしゃるのでよくわからないのですが、兎に角ダメ!ダメ絶対!
飲酒運転防止キャンペーンみたいですよね。
お話ししましたよ。
御先祖さまが大反対。絶対に上手く行かない。
やめた方がよい。
でも、
付き合えないなら私は死ぬ。死んだ方がマシ。
説得不可。
この方をお断りした場合、他でとんでもないものを抱え込む可能性があると思い、お受けすることにしました。
苦渋の選択でした。
いま、お布施要らないが、上手くいった時は必ず報告して、御神仏に御礼をして、その時に適切と考えるお布施をしてください。
と申し上げました。
それから音沙汰なし。
一年半くらい経ったある日、
その方から突然のご相談。
同棲している彼は、普段はいい人ですが、お酒を飲むと人物が変わり、いきなり怒鳴られる、ものを投げたり、そのうち、暴力がはじまったそうです。
助けてください!
悲痛な叫びでした。
後ろの御先祖さまも、何とかしてやってください。
と手を合わせています。
しかし、
残念ながら、愚僧は手を貸しませんでした。
御神仏、とりわけ、こういう世俗の願い事に、てを貸してくださる、天部の仏さまが、おかんむり。
御礼参りもせずに、
また、困った時の神頼みか!
怒られました。
ですから、お断りしたんです。
もしも、
御礼参りをキチンとしていたら、
彼氏はだいぶ大人しかったと思いますよ。
ダメ絶対に!
飲酒運転防止のキャンペーン
実はこの日のたむだったのだと、今更気付きました。