供養 part47 供養の効果:長年の信者Gさん
長年の信者Gさん
御先祖さまの御供養を普段承っています。奥様のご実家が絶家になってしまうため、墓じまいをさせていただき、お寺の納骨堂に御遺骨を安置しています。
夜遅く奥様から緊急の電話が入りました。
どうしました?
大変です。主人が吐血と下血で、救急車で運ばれました。
わかりました。病気平癒の祈願をします。
翌日
病院で検査を受けたんですが、理由がわからないそうたんですよ。
点滴して様子みるそうです。
住職私はどうしたらいいのでしょうか?
(何らかの霊障があると感じました。これは供養では治りません。)
住職、助けてください!
分かりました。
大聖歓喜天さまを招請して、湯浴祈祷を始めます。
※浴湯祈祷とは※
聖天さまに、香油をかけて、聖天さまに沐浴祈祷する独特の修法です。
インドで、聖なる河、ガンジス川で身を清めていますよね。
拙寺では、香油を使わずに、温めた桃酒、梅酒、ドブロクなど、甘く風味のよいお酒で、沐浴させていただいています。
(うわー、言ってしまった。これは大変なのですよ。聖天さまは、霊験は極めて強く、かつ速効性があります。
しかし、聖天さまや御眷属さま、天界の仏さま、神さまですから、粗末にするなど、もっての他、御礼は必須です。
一般の方々なら、御礼参り、ご寄進、お布施でいいですが、うちは、お寺ですから。
より厳しいのです。
毎日、増益法要になりました。
出張などで、外泊する場合を除き、毎日湯浴増益法要をしています。
加持祈祷を始めて、3日目、見事にご主人回復されて、ICUから一般病棟へ。
しかし、
1週間後、愚僧は原因不明の熱が出て3日間伏せっておりました。
いやあ。参りました。
極めて強い霊障の場合、こちらも無傷では済みませんよ。